はじめてのEndless SHOCK（本編）

ヒロミツ、、、、おい、ヒロミツ、、、、、、、、、

Eternal初観劇から約一ヶ月、やっとはじめての本編を観てきました！
Eternal観る前は「本編って3時間もあるの！？なっが！！！！！」と思ってたのに観てからは「きっと秒で終わるに違いない・・・」と思い直しましたがやっぱり予想通り体感秒で終わった。秒すぎて帝劇に入ってから3時間タイムスリップしたんかな？という気持ちになる。

Eternal観てから毎日毎日本編の円盤観てたので「はじめての！」感はじつは薄かったのですが、それでももちろん生で見る感動は大いにありました。特に開幕の華やかさが！すごい！！Eternalはしんみりと静かに始まるので・・・

「博多座のヒロミツは可愛かった」「男くさかった」などなどと聞いていたので、わりと北山宏光さんに近いような、アツくて愛嬌のある、なおかつ繊細さも持ち合わせてるようなライバルなのかな～と想像を膨らませていたのですが舞台上に現れたヒロミツを見て自分の目を疑いました。

わたしの知っている北山宏光ではない・・・・・・・

や、北山さんじゃなくてヒロミツなんだからそれはそうなんですよ、でもあんなにひんやりとした目をしたヒロミツ、、、、そんな、聞いてたんと違う、、、、
タツヤもショウリも、こう、パッションに溢れてる感じだったんですよ。ショウリは特に喜怒哀楽全部の振り幅が大きくて、まだちょっと不安定さの残る少年と青年の狭間という感じでそこがとても良かった。
ヒロミツはすごく大人で、自分が置かれている立場をすごくわかっていて、だからこそ静かな哀しみがベースにあるというか。そしてヒロミツが「静」だからこそ、コウイチがどれだけ熱くショーというものに狂っている天才なのかということが浮き彫りになる。

ガラスの仮面の劇中劇の「ふたりの王女」という話がすごく好きなんですが、ヒロミツを見ているとオリゲルドを演じた姫川亜弓さんのことを思い出しました。と言ってもコウイチはアルディスのような天使ではないのですが、、、笑
とにかくわたしがヒロミツから受けた印象は、かなしい、くらい、つめたい、くるしい、くやしい・・・・・コウイチ、お前さえいなければ・・・・でも本当にコウイチなんていなくなってしまえばいいと思っていた人はコウイチの死を知ってあんな悲痛な声をあげて泣いたりはしない。コウイチが死んでいることを知って、オーナーに「なんとか言えよ・・・」とすがりつく場面にヒロミツの本当の姿があったような気がします。
円盤を繰り返し見るたびに何回も「コウイチ・・・・！あんたは勝手な男だよ本当に！！」と憤慨していましたがヒロミツがあまりにも切なすぎてより一層悔しくなってしまった・・・・。コウイチの気持ちって絶対に同じ天才にしかわからないじゃないですか、孤高すぎて。でもそんな天才は世界にふたりといない。だからどうしても見てる側はライバルの気持ちになってしまうんですよね。。。
ヒロミツは本当にPerfectなのに・・・コウイチさえいなければ・・・コウイチ・・・・ちくしょ～～～～！！！！！！

しかしライバルによってここまで違う舞台になるの、ダブルキャストの妙だなあと唸ってしまいました。ショウリ本編も観たかったな～～～！！！！
ビバさんのオーナーはとにかく貫禄！！優雅！！という感じで、歌穂さんのオーナーはかわいらしさがあってそして少し人間らしい弱さも感じられるような・・・この少しの弱さが物語に深みを与えていてくれて、どちらもそれぞれの良さがありました。

2階センターで見ていたのですがコウイチがフライングですぐ目の前にやってきて、これが噂の・・・・！！！とめちゃくちゃ感動しました。間近で見たからこそよくわかったのですが、軽々やっているように見えてやっぱりあれってものすごく体力いりますよね・・・2階に登りきる瞬間に力を入れているのがよく見えました。しかしあれだけ体力削られることをさんざん歌って踊ったあとの2幕終盤に持ってくるって・・・・・・堂本光一さんって・・・・・恐ろしい・・・・。これだけのことをやってる人がコウイチを演じてるんだからそりゃ説得力しかない。

前回Eternal観たあとに、友達から2013年の円盤を借りて見たのですが10年前だとコウイチの狂いっぷりもこころなしかまだ薄いように感じられ・・・・年を重ねていくごとにコウイチのショーへの執着が濃くなっていって見えるの怖くないですか？どこからどこまでがコウイチで堂本光一さんなんだろうか、とか思わず考えてしまいました。同じ役を同じ人が何年も続けていることの凄さと恐ろしさ、EndlessSHOCKって・・・・Endless・・・・えっ、終わらないんだ～～～～・・・・・・・怖い・・・・怖いけどもうこの舞台の面白さを知ってしまったので戻れない・・・・怖・・・・（怪談なの？）